【第6回トレニックワールド in 外秩父トレイルラン50&43】 2017年度レースレポ
第6回トレニックワールド in 外秩父トレイルラン50K&43K【2017年版】
2018年3月1日よりエントリーが開始が始まりました、
「トレニックワールド in 外秩父トレイルラン50K&43K」
一体、どのような大会なのか?
気になっている人もいると思います、
昨年、筆者は外秩父のレースに出場し完走しました。
そこで今回はどのようなレースなのか?キツさはどんなものなのか?
エントリーを考えている方の参考になればと思い、昨年のレースレポを書いてみたいと思います。
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トレニックワールド in 外秩父の大会概要
▼ 距離・累積標高
- 50km Long 49.8km 累積標高差:2,888m ダート率:65.8%
- 43km Middle 43.3km 累積標高差:2,501m ダート率:63.6%
▼ コース
寄居町役場~鐘撞堂山~虎ヶ岡城跡~波久礼駅~大平山~葉原峠~釜山神社~皇鈴山~秩父高原牧場~ 定峰峠~白石峠~大野峠~飯盛峠~大平尾根~戸神~大満~ゆうパークおごせ
※ 43kmは羅漢山~鐘撞堂山~虎ヶ岡城跡の3山は登らずにロードを走ります。
★詳しくは 公式ホームページより地図がダウンロードできます。
⇒ http://trainic-world.org/sotochichibu/course
スタート時刻
- 50km 朝7:45
- 43km 朝8:00
※ 2018年は50kmのスタート時間を7:30→7:45と15分だけ変更となりました。
朝は寄居駅までの電車本数が少ないので、
朝7:30スタートだとギリギリで到着する選手もいるので、
今回は15分スタート時間を遅くして、間に合うように調整したと思われます。
※ 出場検討の方は朝7:30までに寄居駅に到着出来る時刻をよく検討しておいてください。遠い方は前泊を推奨します。
エイド / 7か所
エイドの数がやけに多いと感じると思いますが、
外秩父のコース上には水場がほぼありません、
そのために「エイドの数を多くしている」と主催者が言っておりました。
第6回外秩父トレイルラン50K レースレポ
※写真は7月3日の試走時の時の写真です。
2017年7月9日開催、
この日は朝から灼熱の気温、
朝7時前にも関わらず気温は既に30℃近くあったと思います。
スタート直前に主催者に「被り水はありますか?」と確認をしたところ、
最終エイドの大満農業集落センターしかないことが判明!
熱中症にやられそうな予感がしました...。
第1エイド 大平山入口まで
スタートして幹線道路と線路沿いをひたすら走ります。
ロード区間はほぼ日陰無しなのでかなり暑く既にグロッキー気味。
先頭集団にいたのですが羅漢山で集団ロストをしてしまう、
すぐにわかったのでタイムにはさほど影響は無かったです。
虎ヶ岡城跡の登りで暑さにやられ休みながら進む、
周りはまだまだ元気だが一人だけ既にヘロヘロ状態、完走がかなりピンチです。
虎ヶ岡城跡を下り市街地まで下る、
山の蒸し暑さよりも市街地の直射日光の方がかなりしんどい、
第1エイドの大平山入口手前に、
農業用?の水がジャブジャブ出ているところがあるので、そこまで耐えながら走る。
到着後、頭から水をぶっかける。
奇跡的に写真を撮っていました、
ホントありがたい水場です。これがなかったらリタイアしてたかも...。
ちょい進むと第1エイドに到着、
とりあえずスポーツ飲料と軽食を少し食べて進む、
先頭集団にいたのに暑さにやられ、第1エイドまででかなりの人数に抜かされました。
第2エイド 釜山神社まで
大平山をゆっくり登る、
ほぼ日陰なので涼みながら登っていたら、体温も下がり、しだいに暑さに慣れて復活する。
太平山山頂から第2エイドまで微妙なアップダウンもほぼ走る、
ようやくエンジンが掛かりました。
第2エイドまであっという間に到着、
被り水がないと聞いていたがバケツ3つ分だけ被り水を用意してくれたみたいです、
ありがたく被らせてもらいました!
第3エイド 秩父高原牧場
皇鈴山、愛宕山を越えて二本木峠から長いロードを走る。
直射日光がキツイが走れる状態なので少し飛ばし気味で走る、
ここらへんから暑さにやられている選手が多くなってきました。
第3エイド手前のアイス販売所に心奪われそうになりましたが、
スルーしてエイドに到着です。
第4エイド 定峰峠まで
急登の大霧山もきついけど休まず登り切る、
大霧山~旧定峰峠までアップダウンがありますが、
結構走れるポイントが多い場所なので頑張って走る。
定峰峠エイド到着、順位が20ほど上昇していました。
定峰峠エイドではリタイアを考えている人が多く、エスケープルートを訪ねる人が多かったので、
「残り半分もないよ、ゴールまで頑張ろうぜ!」
って言ったら、誰もついて来ませんでした。
逆に、「なんで、そんなに元気なんですか?」と言われる。
第5エイド 大野峠まで
白石峠手前の下りで少しスリップしていまい下腿三頭筋(ふくらはぎ)が攣る。
白石峠~大野峠まで長いロードを走る、
ロードは灼熱なので山の中にいたほうが全然マシ、
本当この日はかなり暑かったです。
第6エイド 野末張見晴台まで
ここの区間は奥武蔵グリーンライン沿いに走る、
アップダウンがかなり激しいポイントです。
ここら辺からあまり選手を見掛けなくなる、
午後になって暑さにやられている人が続出していたらしいです。
野末張見晴台エイドにはトレニックワールド名物「フルーツポンチ」を提供、
ありがたく頂戴しました。
このエイドではかなりの選手が休憩していました、みんな辛そうだったので、
「さあ、行くぞ!」
と声を掛けたら、
「なんでそんなに元気なんですか?」
と周りに言われる。同じ日に2回同じことを言われるとは思いませんでした。
第7エイド 大満農業集落センターまで
ほとんど下り基調になりますが、ここの区間が一番きつかったです。
集落まで下るのですが、街へ降りて行くほど蒸し暑さが増してきて、
走るのも困難ほど頭がボーっとしてきました、
山と地上の気温差がここまで違うのか?
フラフラになりながら大満農業集落センターエイドに到着、
即、被り水を浴びる。
スタッフが横からホースで直に水をかけてくれました。
エイドでコーラをいただくもコーラがぬるま湯状態、ホットコーラでした。
ここからラストの区間ですが最後にとんでもない急登が存在します。
ゴール(ゆうパークおごせ)まで
ラスボス・大高取山の登りがかなりの斜度できつい。
立ち止まらずになんとか登れましたが、稜線に出るまでの登りは凄い斜度です。
脛(すね)が攣りそうになりました。
登りきると最後は桂木山からゆうパーク越生まで長い下りになります、
ラストはゴールまでしっかり走って、なんとかゴール出来ました。
感想
この日の秩父地方の最高気温は36℃を記録したとのことです。
暑くて途中リタイアする人も続出したらしく、
すさまじい暑さで倒れた人がいたとのことです。
エイドが多いけれど水場が少ないのでかなりタフなレースだと思います。
去年までは7月開催でしたが、
今年から9月開催に変更になったので、
多少は暑さも緩和しているかもしれません...。
外秩父はコース全般きついですが、
「これぞトレラン!」
と思いました。
★試走時の必携装備
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外秩父のコースは本当に水場がないので、
山地図をしっかり携帯して、
水場、エスケープルートをしっかり確認してからの試走をお薦めします。