ハセツネ試走2018 後半ルート(鞘口峠~五日市会館)
ハセツネ試走2018開幕!
今月は初めにハセツネ本戦のクリック合戦も終了し、
これから10月の本番まで武蔵五日市はハセツネ試走者が多くなります。
自分の場合、例年なら8月ぐらいからぼちぼち始めるのですが、
今年はハセツネまでのレースは富士登山競走しかエントリーしていなく、
特に行きたい山もないので、
かなり早いのですがハセツネ試走を始めることにしました。
昨日は台風と梅雨前線の影響で朝から雨、
本日はお知り合いと以前から試走の約束をしていたので、
「晴天だろうが大雨だろうが、とりあえずハセツネ試走に行く!」
とのことだったので、
まずは強度低めのハセツネ後半試走に行くことにしました。
都民の森へ
朝8時10分「都民の森」行きのバスに乗る。運賃940円也。
先週の晴天時はバス4台も出たらしいのですが、
今回は大荒れの天気なので1台のみ、
荒天にも関わらずハイカー、トレイルランナーが数人ずつ乗車しているという変態ぶり、
座席は好きな所に座れました。
バスにゆられながら約1時間ほどで都民の森に到着!
都民の森に着くと同時に雨の強さが大幅アップ、
普通ならば「こんな荒天にハセツネ試走に行くなんて...」と思わますが、
『高温多湿のこの時期、雨の日だからこそハセツネ試走が最適!』
というのは長年ハセツネに試走している人ならば鉄則のお言葉です。
滑りやすい路面ですが、気温は低く、水の消費量も晴天時に比べれば雲泥の差、体も動きやすいですし、暑さによる脱水・ダメージもかなり抑えられます。
その代り雨具・防寒対策・ライトはしっかり持参しなければなりません!
第二関門 月夜見第二駐車場へ
鞘口峠まで登りハセツネコースに合流、雨なので山は霧が発生していました。
まずは第二関門である月夜見第二駐車場へ向かいます、
鞘口峠からの登り返しが地味にきつい、
路面は意外に木の葉が積もっている部分があったりして走りづらい、
場所によってはフカフカトレイルになってる場所もありました。
(フカフカトレイルは着地部分が見えないし、グリップが効きにくくなるので好きではない)
昨年の鞘口峠~月夜見第二駐車場までの区間は濃霧だったのを思い出しながら走る、
この区間は確実に暗い夜道なので、
明るいときにコースの特徴を覚えることが大事です。
ゆっくりとお話しながら進む、久しぶりの後半試走ですがロストせずに月夜見第二駐車場に到着しました。
当然ながら誰もいないし車も停まっておらず、
3年前の大雨時にハセツネ全周したときは猿がいたんですけどね...。
御前山へ
月夜見第二駐車場は何もないのでさっさと通過し、惣岳山、御前山に向けて出発する。
奥多摩湖からの風の吹き抜けがあるので小河内峠周辺の尾根はやはり寒い、
とはいっても快晴だったら小河内峠周辺は木陰がなく、直射日光にさらされるのでまだ雨の方がマシです。
今回の試走は彩の国以来のトレランだったので、登りも下りも非常にしんどく、
走れる箇所も遅々たる進み、息も絶え絶え状態、かなりの衰えっぷりにがっかりでした。
約3週間もお山に行かないとダメになりますね、反省。
惣岳山の手前のアップダウンでかなりのお疲れになり、惣岳山の登りでは既に泣きそうな感じで登る。
惣岳山山頂で少し息を整えてから御前山に向かう、
少し進むと「御前山まで0.4km」の看板がありますが、絶対0.4km以上あると思っているのは自分だけか?
ヘロヘロで御前山に到着、昨年のハセツネ以来の御前山、山頂碑もすっかり変わっており、大きな石碑にさま様変わりしてました。
最近の奥多摩各地の山頂碑はすべてこの石碑に変わってきましたね、朽ち果てた山頂碑も味があって好きなんですけどね...。
大ダワまで
御前山から大ダワまで下る、
ドライな路面だったら、ここの下りは思いっきり攻めるのですが、
雨は一転して滑りやすくなるので慎重に進みます。
ハセツネ本番では暗くて存在すらわからないクロノ山、鞘口山をせっかくの機会なので確認する、
いままで名前は知っていたのですが具体的な場所はわからずでした。
微妙な登り返しに苦労しながら大ダワ到着、だいたい鞘口峠から2時間ほどです。
大岳山へ
大ダワ~ゴールまで残り約21km、持参した補給食でお昼休憩をとる。
本日持参した補給食は、
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OVER BLAST オーバーブラスト おためし各2個合計6個セット
上記2つを持参しました。
普段は固形物のみですが、固形物と市販ジェルを混ぜてみました。
「胃に重さを感じないと補給した感じがしない」
という豪語している自分には羊羹は最高ですね、しかも甘党なのでムシャムシャと2つ一気に食べてしまいました。
そして今回初めて使用となるのが「STCショッツ」、
仲間内からレース中の補給にかなり効果あるよ!と薦められたので、レース前の実験で一度使用してみました。
STCショッツを食した直後はあまり効果を感じませんでしたが、大岳山下りあたりからパワー全開を実感したので、このジェルのおかげかな?エネルギーかなり出ると聞いていたので。
昼飯も3分ほどで終わらせ、ラスボス・大岳山へ向かって進みます。
ここからまた尾根沿いを進むのですが、
走り切れそうで地味に登りがあったり、岩や石があったり、
大ダワから大岳山の取りつきまで走り切れそうで走り切れない地味な区間、
もちろん、いまの状態では走るなんてとんでもなく、無難に登りは全部歩いて登りました。
しかし、いつ来てもここの区間は長く感じます、なかなか大岳山の登りが現れないと思うと、ようやく表れます。
ここで大岳山から若者達(4人ぐらい)が雨の中を下ってきました、
しっかりした登山靴は履いているのですが、雨具がイマイチで全員寒そうな感じでした。
聞くと鋸山経由で奥多摩駅まで行くとのことです。
大岳山の登りは手を使って登るところが多いので、足が気持ち休まりますが、しんどい登りということは変わりません!
岩が雨で濡れて滑りやすいですし、気を引き締めながら登る。
ヒーヒー言いながら大岳山到着!
時刻は昼過ぎなのですが誰も居ず、快晴だと山々が綺麗に見えるのですが、広がる景色は真っ白な世界、長いしても寒いだけなのでとっと下る。
大岳山の下りは雨だと非常に危険です。慎重に下る。
しかもハセツネは真っ暗なのでさらに危険です。
そういえば過去4回のハセツネは、山頂だけいつも雨が降っていた気がします。
いつもハセツネでは大岳山の下りは、危険な下り+雨+夜中、
よく毎回事故せず下っているなと思います。
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第三関門 長尾平まで
大岳山の下りも慎重に下り転倒することもなく無事に下山、
55kmポストから走れるようになるので綾広の滝までノンストップで走る。
レースで非常にありがたい水場・綾広の滝に到着!
本日の雨で今回はガンガン水が出ていました。
ここまで来れば第三関門まであと少しなので走り切って第三関門(長尾平)に到着!
ここまで3時間35分ぐらい、フレッシュな足なら3時間は切りたいところです。
日の出山~五日市会館
第三関門まで来れば、あとは日の出山の登り返しと長い金毘羅尾根を下るだけ、
雨も弱まりそうにない感じ、御岳神社の参道に出る何やらお囃子の音が聞こえてくる、
大門のところで雨宿りしながらお祭りの練習をしているみたいでした、
帰宅後調べてみたら『夏越しの大祓い』という儀式が今月催されるらしい、試走がてら見に行ってみるかな?
参照 /【公式】武蔵御嶽神社
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商店街を抜けて日の出山ルートが何やら工事中で通行止めになってました、
大規模な工事ではなさそうなので、ハセツネ本番では無事に通行できそうな感じです。
意外にきつい真のラスボス・日の出山を登る、
山頂には誰もいないと思っていたら、ハイカーが一人湯を沸かしてお昼休憩されていました。
日の出山からあとは金毘羅尾根(約10km)を下って五日市会館まで下って終了です。
いつ来ても金毘羅尾根はきつい!長いし!
ハセツネ本番でも試走でも、いつも金毘羅尾根はヘロヘロ状態です。
長いっス、とにかく長いっス、
滑りやすそうな路面では見事にスライディングを決めて泥だらけ、
彩の国で靴擦れしたトレランシューズは封印したので、
今回はグリップの効きにくい滑りやすいトレランシューズでしたが、
滑ったのは金毘羅尾根だけなので良くぞ頑張ったぞ!
麻生山分岐、65kmポスト、コンクリ橋を通過してラストの住宅街をしっかり走って、
5時間ちょい過ぎで五日市会館に到着しました。
ハセツネコース後半だけだったのに全周やったみたいの疲労度でした、
まとめ
約3週間ぶりのトレランはやはり衰えが進行しており、
比較的楽なハセツネコース後半も苦しみながら試走致しました。
あいにくの雨でしたが、気温は常に低くとても走りやすかったです。
先週の快晴に比べれば、たぶん今回の雨の方が非常に試走しやすいと思います、
登山客もあまりいないし、トレイルランナーも都民の森で一緒だっただけで、
あとは誰にも出会わず、集中して試走に取り組めたと思います。
これからの季節はますます高温多湿になってくるので、
週末に雨が降る予報のときは、ハセツネコースの前半か?後半か?全周か?をやろうと思います。
今回の装備
ウェア
- 短パン
- 半袖
- ファイントラック(finetrack) スキンメッシュT
- アームカバー 腕カバー スポーツ活動用 夏マスト
- メッシュキャップ
- GARMIN(ガーミン) GPS ForeAthlete 920XTJ
- ワークマン製 エアシェルジャケット
ザック / ザック内
- トレントフライヤー ジャケット
- トレントフライヤー パンツ
- GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト
- ジェントス ハンドライト 閃
- ファーストエイドキット 救急セット
- トレッキングベル(熊鈴)
- ハイドレ 水 2.0(多すぎ)
こんな感じだったと思います。
今回の雨で多いに威力を発揮したのはワークマン製 エアシェルジャケットです。
昨年のFun Trails 100の防寒用とレインウェア兼用で購入したのですが、薄い素材にも関わらず、昨日の雨ぐらいであれば全く浸透せずに快適に着続けられました。
mont-bell EXライト ウインド ジャケットとトレントフライヤー ジャケットを足して2で割ったような感じです。
小さく折りたためてザック収納も問題ないですし、彩の国でも北風が凄く吹いていて寒かったけれど、風を遮断してくれたり、夜間は適度に暖かくずっと着て走っても問題ありませんでした。
お値段も2980円の割にはかなり良さげの商品です。お薦めです!
エアシェルジャケット | 軽くて薄いレインジャケット 軽量防水