男体山夜間登拝2014
栃木県日光市 男体山夜間登拝
「今日のブログは書くネタないなぁ...」
なんて思いながら、ふとパソコンの横を見ると、
『日光二荒山神社登拝交通御守護』
のお守りが目に入りました。
昨日のブログで、
「ナイトランはぶっつけ本番だったぜ!」
なんて書きましたが、
ハセツネ前に男体山の夜間登拝をしたのを思い出したので書いてみようと思います。
男体山登拝講社大祭〔日光市(日光)〕
毎年、7月31日~8月7日までの1週間、
日光市にある二荒山神社中宮祠境内/中禅寺湖にて男体山登拝講社大祭というお祭りが催されます。
普段の日は男体山の夜間登拝出来ませんが、
毎年7月31日~8月7日までのお祭り期間の1週間は夜間登拝可能になります。
男体山夜間登拝を知ったのは2014年8月1日の朝のニュースでした、
「おっ、おもしろそうじゃん!」
と思い、
ちょうどその日は金曜日だったので仕事終了後、
即準備して男体山へ向かいました。
『思い立ったが吉日』 何かをしようと決意したら、そう思った日を吉日としてすぐに取りかかるのが良いということ
この頃は上記の言葉が何故かマイブーム、
なんでもかんでも後先考えずにトレランレースをエントリーしまくったり、
山も毎週ガンガン走りまくっていました。
※ 今は慎重に行動しています。
男体山夜間登拝開始
なんと奇跡的に当時の写真を発見!
写真にあるように午前0時になるまで登山道入口は門で閉ざされており、
ロープまで張られています。
午後23時30分頃、
週末ということもあり境内はかなりの登山者が集まっていました、
みなさんかなりの重装備で本格的な登山スタイルです。
(写真に写っている人達はそうでもないが)
自分だけトレイルランナーっぽい恰好でその場では完全に浮いてました。
登拝料1,000円を支払い、午前0時まで待機、
23時45分頃、登山者へのお祓い神事が行われ、
午前0時いよいよ登山道が御開帳となりました。
ざっと見た感じ登山者は100人ぐらい、
トレイルランナーっぽい奴は自分だけ、
のんびり行こうと思いました。
この時は...
登拝案内・注意事項
▲案内・注意 ・山頂まで普通は3~4時間、山道6kmです。 ・水場がありませんので水は必ずご持参ください。 ・雨具、防寒具をご用意ください。 ・3~4合目は広い工事用道路になり4合目の石鳥居をくぐり登山路に入ります。 ・7~8合目、頂上付近はガレ場になりますので、落石等に充分ご注意ください。 ・5、7、8合目、頂上には避難小屋があります。 ・焚き火、植物の採取は禁止致します。 ・ゴミ、空き缶等は必ず持ち帰ってください
山道6kmだけでコースタイムが3~4時間、
ということはほぼ登りっぱなしのコースです。
コースタイムどおりに進めば山頂に午前4時頃に到着し、
少しまったりしていれば、ちょうどご来光を拝める時間になる、
ということです。
暴走する
午前0時に登山道が開門されたとき、
自分は集団の後方に位置していました。
『これはトレイルレースではない、夜間登山とはどんなものか試す場だ!』
と思っていたはずが、
前に人がいると抜かしたくなるのがランナーの性(さが)、
先を行く登山者を追いかけ始めてしまいました。
ガンガン登山者を抜かしていく、
完全に暴走状態突入
一合目、二合目と複数の登山道があり正解ルートが良くわからない、
踏み跡や暗いけど先を見ればルートはあってる模様、
とにかく登って行く。
男体山三合目
三合目に出ると工事用道路になり、
アスファルトになる。
前を見ると前方には誰もいない状態、
どうやらトップになったらしい、
何を思ったのか、
レースじゃないのにね!(反省)
男体山 五合目
四合目にある鳥居を越えると再び登山道になります。
道は狭いが登りやすい登山道だった気がします。
後続のライトは既に見えないが、
要所要所で見える中禅寺湖の明かりと星空が綺麗でした。
※ 以下、写真がスッパリ無くなってまったので一生懸命語ります。
男体山 7~8号目
ここからかなりのガレ場です。
大きな石と岩がかなりの量でゴロゴロと鎮座しています。
昼間だったら見やすくて進む方向はわかると思いますが、
夜間だと、
「この岩を登るのか?巻くのか?」
ルートがよくわからなくなってきます。
たまに現れるスプレーで書かれた矢印を頼りにとにかく登る。
男体山 8合目~山頂
※ wikipediaの写真を参照
写真を見ると山頂に近づくと木々が無くなり、地面はザレ場になってきます。
木々が無いので風がかなり寒い、
黙々と進んでいるとようやく山頂に到着!
だいたい2時間ぐらいで着いたと思います。
もちろん山頂には誰もいないし、風で寒い、
しかし星空はとても綺麗ですし、
日光市街の夜景がまあまあ綺麗でした。
山頂にて
時刻は午前2時、
ご来光まで約3時間もある状態、
避難小屋で汗を拭いて着替えようと思ったら、
タオル+着替えを一式忘れるという失態!!!
少し血の気が引く、
まだ体が温まっているうちに下山するのが正解
なのですが、
せっかく登ったのでご来光はみたいという思いが強く、
避難小屋内でトレントフライヤー ジャケットとトレントフライヤー パンツを着込んで、
寝ながら丸まって暖をとることにしました。
汗冷えがかなり辛かった...、
タオルで汗を拭くだけでもかなり違うのになぁと超後悔、
しだいに体は汗冷えで寒くなりましたが、
トレントフライヤーで密閉した熱気で徐々に体温を取り戻す。
凄い汗臭かったですが、
寒さの峠は越ました。
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避難小屋で夜明け待ちしていると、
同じぐらいの歳の若者とご年配の方が避難小屋に入ってきました。
お二人とも地元の登山者らしく、
毎年、男体山登拝講社大祭の夜間登拝に参加しているとのこと、
トレラン等はやったことはなく、
時間が出来れば日本全国色々な山へ登りに行くそうです。
自分のトレラン話とお二人の登山話でずっと喋りまくっていたら、
しだいに夜が明け始めてきました。
参考:ホームページより
ほぼ写真のまんまのご来光を拝めました。
人生初ご来光!
いいものが望めました、
陽が上がればすぐに下山開始、
下山は約1時間30分ぐらいで終了、
ライトテストも登りだけだったので、
得られるものは少なかったかなと思います...。
余談
男体山山頂で一緒になった若者が、
「奥多摩には近すぎて行ったことがないが、自分と同じ名前の数馬峠があるので行ってみたい!」
と言っていました。
あれから4年、
ハセツネ試走や本戦で数馬峠を通過するたびに、
『男体山夜間登拝で出会ったカズマくん』
を思い出します。
数馬峠、行けたかな?
今年のハセツネ試走・本戦で数馬峠へ行ったらきっとまた思い出すんだろうな 笑
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